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第36回 ~新年ご挨拶・9月定例議会・12月定例議会~

迎春 ~ごあいさつ~

 新しい年を迎え、皆さまにおかれましては、心新たに新春をお過ごしのことと存じます。
 昨年は、2020年の東京五輪開催決定、東北楽天ゴールデンイーグルスの日本一など私たちに大きな夢と被災地からの元気をいただきました。一方で、昨年の夏は、例年以上に暑く熱中症対策やゲリラ豪雨、竜巻、大型台風の到来など異常気象が続きました。私たちは、風水害対策や東日本大震災を教訓に南海トラフ地震対策など住民の「命」「財産」を守る取り組みが求められています。
 そのような中、今年は、稲沢市にとって新稲沢市民病院の開院や平和工業団地の操業開始など大きな事業がスタートする年でもあります。また、2020年の「東京五輪」開催、2027年の「リニア中央新幹線の開通」を見据えると私たちの地域は多くの可能性を秘めています。そして、さらに地域の特性を生かしたまちづくりが求められ、市民ニーズが多様化している中で少子高齢社会に供えた福祉の充実、教育環境の整備、地震対策を含めた防災対策、新しい時代に相応しい新規事業への対応など財政負担増は避けられない状況であります。あわせて、行政が「最少の経費で最大の効果を出す」努力をしながら、今までの「富の分配から、負の分担へ」切り替えていく転換期を迎えています。
 皆さまのご意見やご提言をいたただき、将来への展望を進めつつ、現在の課題にしっかり取り組んでいきます。あわせて、市民の皆さまと手を携えながら、「ひと」を中心にした「生活」を重視した政策を推進し、私たちが住む稲沢を「きらりと輝くひと☆まちづくり」を邁進していく決意であります。
 2014年が皆さまにとってすばらしい年であることを祈念し、併せて、皆さまには、ご指導を賜りますよう宜しくお願いします。9月定例議会、12月定例議会のご報告をさせていただきます。ご意見、ご感想をいただけましたら幸いです。
 最後に、現職議員が中国で拘束・逮捕される事態が起きました。市民の皆さまには、お騒がせしたことを同僚議員としてお詫びします。今後は、事実の基づいた対応が必要と考えます。引き続き、慎重に議論を進めて対応をしていきたいと考えます。

稲沢市議会議員 星野 俊次


~9月定例議会~

 9月定例議会は、9月6日から30日までの25日間の会期で行われました。市長からは、「稲沢市道路占有料条例の一部を改正する条例について」など16 件が提出され可決されました。また、「平成24年度稲沢市一般会計歳入歳出決算認定」など認定議案12件などが提出され、決算特別委員会が設置され、継続審査になりました。また、林敏仁氏の教育委員会委員選任の同意など5件の推薦、任命、選任に同意しました。そして、「定数改善計画の早期実施と義務教育費国庫負担制度の堅持及拡充を求める意見書」、「地方税財源の充実確保を求める意見者」を内閣総理大臣等に提出しました。
●主な議案内容等
(1) 絵画の物品供給契約締結について:荻須高徳作「パリの屋根、人と街灯」100号の購入
(2) 児童遊具購入費(東城児童遊園、塩川児童遊園、天池住宅広場、日光区南広場)の計上(5,300千円)
(3) 河川費(水路整備工事費、水路修繕料)の増額計上(63,000千円) (4) 都市計画費(稲沢公園水景施設改修工事費、森上駅前広場実施設計業務委託料など)の増額計上(44,210千円)

~一般質問の通告内容~

今回は9月11日に一般質問をしました。発言内容は、下記の通りです。発言内容は市役所内や各図書館、各市民センターで閲覧することができます。また、インターネットでも閲覧することができます。

1.賑わいのあるまちづくりについて
(1)JR跡地の開発について
ア、進捗状況と人口の推移について
イ、JR稲沢駅の利用状況と東西自由通路について
ウ、今後の取り組みについて

☆稲沢市の継続的な発展には、「にぎわい」の要素が必要であるという観点から「JR跡地の開発」現状の課題と今後の展開と2027年の「リニア中央新幹線」の開通に伴う稲沢市としてのまちづくり展開についての提案と提言をしました。

☆様々な広報媒体がある中で、戦略的・効率的に市民に対して情報発信していく必要があるという観点からFacebook(フェイスブック)などSNSの活用や戦略的に市民に対して紙媒体やICT技術を駆使して体系的に情報発信をしていく必要性の提案や提言をしました。

☆突発的な自然災害など全国各地で頻発にしており、以前に比べて、私たちの命や財産が脅かされる状況が増し、そして東日本大震災から今日で2年半を迎え、その教訓を踏まえて、稲沢市としての危機管理体制の状況と強化についての提案や提言をしました。

Q:
新市民病院建設、残された都市基盤整備や将来への投資をどのようなバランスで、限りある財源を運用し行政運営していくかが本市の重要課題であると考えます。財政に対する市長の基本的なスタンスをお尋ねします。
A:
本年度は、平成21 年度からさらに個人市民税が減収となるため、財政調整基金8億円など、約13億円の基金繰入金を計上したが、今後の財源を見ながら、出来る限り基金の取り崩しを見送りたい。
 臨時財政対策債は27 億8,300 万円計上しているが、普通交付税算定の結果、予算を6 億円ほど上回る額が借入可能となった。しかし、市債残高が必要以上に膨れ上がらないよう、慎重に借入額を決めていく。
 今後の財政見通しの中で、歳入は地方財政計画等を視野に入れて計画を立てる。


~12月定例議会~

 12月定例議会は、12月3日から12月20日まで開催されました。冒頭に、平成23年度の各決算を認定し、市長からは、「稲沢市公共施設整備基金条例の制定について」など計48件の議案が提出され、いずれも原案どおり可決されました。また、今議会から議場の様子がインターネットで見ることができます。ぜひ、ご覧ください。

改修後の議事堂の様子
(前方のテレビ画面に表示される)

●主な議案内容等
○稲沢市公共施設整備基金条例の制定について
老朽化が進む公共施設の整備及び大規模修繕のために財源を充てる基金

○稲沢市尾張国分寺跡史跡整備基金条例の制定について
国史跡に指定された尾張国分寺跡について、現在策定中の尾張国分寺跡史跡保存構想をもとに整備・活用を図る上で、事業費充てる基金

○稲沢市事務分掌条例の一部改正する条例について
総合的な危機管理体制の充実・強化を目的に、平成26年度の組織・機能見直し図るため

○稲沢市市民病院建設基金条例の一部を改正する条例について
新病院建設に伴い、建設費ほか、医療機器、病院備品、現病院の解体費等の資金が必要なることから整備事業の財源に充てる基金
○補正予算額などは、以下の通りです。
・公園整備工事費(61,700千円)の増額計上
 駅前公園バックネット等改修、国府宮前田公園及び小池公園フェンス設置など)
・基金積立金(1,712,508千円)の計上
・道路改良工事費(145,300千円)の増額計上(生活道路、有蓋化など)
・名古屋鉄道名古屋本線新清洲駅周辺鉄道高架事業に伴う都市計画道路の事業用地費、放課後児童クラブシステム改修委託料、子ども・子育て支援システム開発委託料(債務負担行為

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